ヤマハ【パッソル】2E9スピードメーターが動かないので修理しました。
僕は約20年程所有していてもはや家宝にもなっているバイクがあります。
それは
パッソル(2E9)です!!
パッソル(2E9)とは
1977年に販売されたヤマハ発動機が販売したスクーターです。それまでは自転車みたいにまたがって乗るタイプが主流だった中、女性がスカートを履いても乗れるというコンセプトの下、より親しみやすさに重点をおいて平滑なステップ面を設けて足を揃えて乗れるステップスルーを実現したバイクです。
いわば、今のスクーターみたいに足を揃えて乗るスクーターの初代な訳です!!
もともとは親が若い頃に乗ってて、思い入れもあって、古いながらもレストア2回、全塗装4回して、なんとかオリジナルの面影を残したまま維持してきました。
パッソルにジョグのエンジンを載せたパッジョグなんてのも流行りましたが、うちのは今だに当時のエンジンのまま調子よく走ってます!!
でもでも、なんせ約45年ぐらい前のバイクなので、何かとトラブルは有ります(笑)
今回はメーターが動かなくなってしまったので修理していきます
状況確認
フロントホイールからギヤを拾っている為、前だけ浮かしてタイヤを勢い良く回して見ましたが反応しません(泣)当然、走っても全く動きません(泣)速度が分からないので非常に危険です。
考察
メーターが動かない考えられる理由
・メーター本体の故障
・メーターワイヤーが切れている
・メーターギヤの破損
恐らくこのどれかに当てはまるので、調べて行きます。
原因追求
メーター本体
・メーター本体まで辿りつくにはハンドル周りのカウルを外してアクセスしないといけないので、旧車あるあるで他を壊してしまう可能性がある為、リスクを減らす為、後まわしにします。
メーターワイヤーは
・切れていたらどちらか片方から中身が簡単に抜けるのですが、外してみてもそんな感じはありませんでした。繋がっている感じはあります。
メーターギヤの破損
・恐らくこれが1番怪しいです。メーターギヤはフロントのブレーキをバラさないといけないので、先ずはフロントを浮かせてブレーキをバラします。
ハブを外したら、中にメーターギヤがいます。
真ん中にある白いのがメーターギヤなのですが、メーターギヤの切り欠きの引っかかる部分が有りません(汗)破損してしまっています。
ホイールのこの切り欠き部分にメーターギヤが当たって回転を拾うのですが、メーターギヤ側がプラスチックな為、破損してしまっています。
メーターが動かない原因はメーターギヤの破損でした。
金属に対して、プラスチックが相手なので当然プラスチックが負けてしまいますね(汗)
修理
早速、部品の手配です。
古いバイクな為、部品が出るか心配でしたが、通販で見つけました。
オイルシールも一緒に交換します。
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修理しやすいように単体にします。
オイルシールを外して、メーターギヤを抜きます。
新品と比べると破損状況が良くわかります。
ついでなので清掃してグリスも入れ替えます。
メーターギヤにもグリスを塗って、組み込み、オイルシールを圧入します。
後は丁寧に組み込んで、フロントホイールを回して、メーターが動いているのを確認して、ブレーキ調整をして完成です。
これで安全に走行できます。
おまけ
ついでなので、季節も変わってちょっと不安定さがあったのでキャブセッティングもやりました。
修理もして、快調になって、また一段と愛着が湧きました。